コンクール報告 長文です。

10月11日金曜日。時々小雨降るが、まだ大丈夫。

翌日は超大型台風、関東直撃。との予報でした。

1週間前ほどから、台風が大阪に向かったらコンクールはどうなるの?楽器は送ってもいいの?開催されるの?台風はどこへ向かうの?とばかり、普段では考えられない不安要素がてんこもりの、始まりでした。

金曜日の午後に電車にのり、無事大阪へ到着です。

会場は「阿倍野区民センター」大ホールですので、近くの天王寺駅付近のホテルを予約していました。

無事にホテルにたどり着いたかというと、やはり迷子になりました。涙

初めての土地は苦手です。まさか、5番出口と、5番○○出口みたいに、二つも似た名前があるなんて田舎者には想像できません。笑

当日朝。雨ですがそれほど風もなく普通の雨の感じです。

受付が済んだあと、和室にて楽器が到着まで待機です。

主催側にお願いして、チューニングに静かな場所をお願いしたら、和室を使わせていただけることとなりました。

他、2人の箏演奏者のかたも、そちらでチューニング等されてました。

そのお一方の立奏台が見たことがなかったものだったので、写真を撮らせてもらいました!


台風予報になるべく手荷物を減らすということで、こちらにされたそうです。

とても、軽くて小さくなって、便利そうです!

 

今回私が参加した、「民俗楽器部門」ではお箏のほかにも、各国の民族楽器がみられました。

マリンバも民俗楽器にはいります。

お箏もなかなか荷物が多く、演奏までの準備がかかる楽器と思っておりましたが、

マリンバはその何倍も大変なことになっていました!

パーツの多さ、楽器の大きさ、組み立ての複雑さに驚きました。

 

古箏Guzhengという楽器も身近で見られて面白かったです。

 

21絃あり、柱には紐が通っており、並べる順番が決まっているみたいですね。

お箏の龍角にあたる部分の右側には、ふたになっており、あけられます。そこでピンがあり(17絃みたいに)ネジやチューナーがはいっているので、糸の調整ができるようになっていました。

 


装飾も美しく、伝統工芸品ですね。糸は金属音で、爪はカメの甲羅からでとても小さく直接テープで指に張り付けるものでした。(すみません、私のつたない英語で聴いた限りなので、間違っていたらごめんなさい。)

大きさは17絃と比べて

 


これほどの違いがあります。

古箏の彼女は台湾からの参加で、まだ高校2年生のようです。

お二人、ご両親?先生?付き添われてその方と、私は仲良くさせていただきました。

 

他、琵琶やマンドリン、オカリナもありましたが、目立ったのはやはりこの方たち!


いや、もう存在感だけで目立っておいしい!!

オーストリアからの参加です。(ごめんなさい、最初テンパって、オーストラリア!って応えたら「NO!カンガルー」って、突込みがはいりました。ごめんなさい。)

 

あと、私の失敗といえば、演奏直前で、舞台に楽器を運ぶお手伝いをスタッフのかたにお願いしようと

舞台に楽器を並べていたからがいらっしゃったので、このかたか!とお声をかけました。

そこで日本語がわからない。と英語で答えられたので、そこで気が付けばよかったのですが、国際コンクールだし、そういうスタッフのかたもいるよね。と思い、

そのまま「えっと、これを舞台まで運んでほしいです。イスもお願いします」となんとか、伝えたところ

「いいですよ」と、言ってくださったので、すっかりお任せしました。

そして、時間はすっかり、結果発表の後。

なんで、あの方がここに?と疑問におもって聴いたところ

2位になった、排鼓(Pai Gu)というマレーシアからの太鼓奏者のかたの先生だったのです!

すみません!すっかり、スタッフの方と思い込んで楽器の出し入れをお願いしてしまいました。

勘違いしていたことを伝えたところ、すごくさわやかな笑顔で大丈夫!と言ってくださいました。

なんて、素敵な方だったのかと、感激でした。

 

あ、もう一つ失敗を思い出しました。

楽器を会場まで「つるや楽器」さんにお願いしていて、搬入口で待ち合わせしていたのですが、いらっしゃらない!

あれ?あれ?ともっていたら、女性スタッフの方が探しに来てくださり

地下ではなく、1階の搬入口ですよ」と、教えてくださいました。

いなかったのは、私の方でした。ほんと、すみません。

 

 

民俗楽器はコンクールというより、このままフェスティバルにしたら、楽しいのに!と思うほど種類もさまざまで

面白かったです。

今回2回目の挑戦だったこともあり、気持ちに余裕ができ、いろいろな楽器や参加者の方との交流も楽しめました。

 

さて、自分の演奏のことですが、このコンクール演奏時間が10分以内ということで、1曲カットすることなく演奏できることがとてもうれしいです。

やはりカットの部分は緩やかなところになりがちですが、そこがまたいいメロディーだったりするので、カットがもったいない。と感じてしまってて、素敵な舞台で、メロディーに感情をのせて気持ちよく弾かせていただきました。

 

結果は3位入賞と、結果を残すことが出来ました。

1位になれなかったこと。これはまた、ここに挑戦しても良い。という意味と考え前向きに行きたいと思います。

 

多くの方に助けていただき、先生のご指導、そして、家族の許しがあってのこの結果。

本当にありがとうございました。

 

コンクールその後の話

12日コンクール当日は東海道新幹線は運休なので、その夜は大阪にいました。

ホテル近くにある、「あべのハルカス」に行って、お土産を買ったり、あとは、一人打ち上げをしました。

 

お肉が食べたい!という欲求に素直になり、一人焼肉です。笑

国産黒毛和牛ですよ!。幸せです!おいしい!と感激していたら、

4切れ目から、体が受け付けなくなってきました。

あかん!これは油が多すぎてくどくなってきた!でも食べる!

と、5切れ、なんとか食べきりましたが、あまりに高級な肉に体がびっくりしたみたいです。笑

 

13日、新幹線も在来線も無事に運転していて、帰ることができました。

 

コンクールに台風が当たるなんて、そんなこともこれから多分ないことで、これもまた思い出話になるかなと思います。

 

2019年10月21日