都山流尺八演奏会にて
I先生から、お誘いいただき尺八の演奏会での一曲に参加させていただきました。
お客様の前で演奏する、ましてやこのような大きな舞台ではなかなか経験出来ないことなので少しでも機会があれば
喜んで参加したいと思っているので誘っていただけてうれしいです。
さらにさらに!特別出演として、「藤原道山さん」が出演される!なんて楽しみなの!
NHKの「日本語であそぼう」にて活躍されているのを見てからなんて、かっこいいんだろう。尺八の方がこんなに活躍されててすごいな。なんて語彙が少ないながら感動していたのを思い出します。w
そして、今回生でさらに無料で!!聴けるなんて、なんたるご褒美。
I先生誘ってくださり本当にありがとうございます!
さて、当日、初めての場所ということもあり、わらわらおろおろしている間に出番になってしまいました。
(ほかの方の演奏があまり聴くことができず、残念でした。)
ソロのある曲でしたが、無事に弾き終わることができたとおもいます。
余談になりますが、舞台そでで、演奏を待っている間に、藤原道山さんが横を通っていかれたの!眼福ですね、幸せですねー。
さて、その藤原さんの演奏ですが、プロの演奏というのがどういうものか非常に勉強になるものでした。
「アメイジンググレイス」の一番最初の音を響かした瞬間に、世界を作り出していました。
私にはあの音は「望郷」と感じ、繊細で遠くを思わせるものでした。
pp(ピアニッシモ)の響き、そして長くながく響かせる尺八の音があれほどきれいなのかとひきつけられました。
がっつりと耳を持って行かれました。w
2曲目の「空」ご本人が作曲された曲です。ですのでご自身の技量をよくわかっているだけあって、そのテクニックを如何なく発揮された魅力ある曲でした。演奏のみならず、作曲もされるなんて。
後半部分での演奏で、いった何秒ppの音をふいていらっしゃるの!っていう部分がありました。すごい肺活量と最初は思ったのですがいや、本当のすごいところは少しも音が揺れない、音量も変わらず美しさをずっと保ち続けるところだとおもいまいた。
さらに、後になって気が付いたのですが、どの曲でもそうなのですが息継ぎの音がしない。いつ息を吸ったのかわからないのです。雑音を極限まで削り純粋な音だけを届けるその技術こそがプロの技の一つなのですね。
3曲目は「甲乙」、すみません最初、「こうおつ」と読んでいましたが、正解は「かんおつ」というのですね。
陰と陽、明と暗、高と低、緩と急など対象的なことをいうみたいです。それを一曲のなかにぎゅっとつめこまれ表現する曲なのです。私はとくにオクターブの音の切り替えがきれいなところ、そして休符、無音でさえそれは音楽のながれに組み込まれ休符と感じれれない表現がとても好きです。
と、すみませんいろいろ私が何かあーだこーだ書いていいものではありませんが、自分の覚書のため残させていただきました。
眼福ならぬ、耳福でした。