古典曲のコンクール

1月8日に行われた利根英法記念邦楽コンクールを聴きに行ってきました。

東京「浜離宮朝日ホール」。最近はGoogleMapにて現在地から目的地までわかるため、迷子にならなくなってきましたが、ときどきGPSが迷子になり現在地が、ワープするのだけがおそろしい・・・。

 

さて、話はコンクールへ。

最初は中学生までの部。小4(お兄さんと共演)から、中3までの11組12名の方の古典の演奏でした。

古典といえば唄ものですが11曲のうち「みだれ」が4曲「六段の調べ」が1曲と唄のない曲が多かったですね。

堂々として、コンクールの雰囲気にのみこまれず弾きこなしていました。

一般の部では、音響の良いホールでの一音の響きの大切さがとても実感できます。

美しい古典曲は聞き惚れ時間をわすれてしまいますね。舞台から出て演奏を始めるまでの立ち振る舞いでさえ

とても勉強になりました。着物のさばきかたなど美しさも気にかけないといけないですね。

 

ゲスト演奏の方々の演奏もそれは素晴らしかったです。

ゲスト演奏の方は第一回のコンクールの最優秀賞受賞者です。この時の演奏がYoutubeで見られたのですが、なんと、同日に小学生の部の助演もされていらっしゃいました。本当にすごい方です。

やっぱり日吉さんの演奏はひきつけられます。

あと、審査員の先生方が豪華!休憩時間にこっそりとお姿を拝見して、一人感激してました。笑

 

この先生方の前で演奏するとなるだけで、手がふるえそうです。

 

最後にコンクールの説明に入るのもどうかと思ったのですが、長くなりそうなのでこのようにしました。

まず、利根英法さんとはどういう方か。

筝曲家のプロとしての登竜門ともいえる、、第16回賢順記念全国箏曲祭コンクール 最高位「賢順賞」受賞など、才能をいかんなく発揮されこれからというときにご自宅にて、無呼吸状態から心肺停止になり急逝されました。享年29歳とお若いのに、残念です。

コンクールは

「大いなる才能を期待されながら夭折した利根英法の邦楽に対する熱い遺志を受け継ぎ、品格のある新しい時代感性を秘めた人材を発掘すべくこのコンクールを創設しました。」と、若い方の活躍の場を発掘を目標とされています。

コンクール受賞者の方をそのまま頑張って、と終わってしまうのではなく、その後演奏する場を依頼提供するところまでしてくれるので、このコンクールは本当に若い演奏者の方を大切にしていると感じます。

 

でも、やはり資金ぐりが大変みたいです。私も微力ながら強力させていただきました。

これからも末永くコンクールに演奏者の支援頑張ってください!

2017年02月07日