17絃新糸替え

17絃を購入してから4年半が経ちます。

お箏ならコンサート前など、大事な演奏前には糸新しいものへ張り替えていただくのですが、

17絃はなかなかそういうわけにはいかない、というのが現状です。

 

しかしながら、今回オーディションにて音の余韻、響きなどのご指摘をお二方からいただいたこともあり、

張り替えを決めました。

 



改めて、木目をみると、美しいです。

 

17絃の糸はお箏に比べて、とても太い、

番号でいうと、お箏は17.5番前後ですが、17絃の一の糸は80番と大きく違います。

そのため、糸の張力、ゆるみもお箏にくらべてとても大きくなります。

 

糸の伸びが落ち着くのもそれだけ時間がかかるため、

12月のコンクールに間に合うか、心配です。

 

しかしながら、試弾きしたときの音の伸び、響きの豊かさにとても感激しました。

もっと、前にはりかえてコンサートに挑むべきだったと、思いました。

 

楽器のメンテナンスはとても重要だと、今回改めて感じました。

2021年11月20日