勉強会

樹本先生のお教室の勉強会に参加させていただきました。

「箱根八里変奏曲」を演奏しました。

原曲となる、箱根八里は作曲家 滝廉太郎によって、1900年(明治33年)に作曲されました。

日本音楽から西洋音楽を取り入れていく、その時代のなかでも、滝廉太郎のこの曲はさらに群をぬいております。

滝は23歳という若くしてこの世をさりましたが、残された34曲のうち、33曲は声楽曲で「荒城の月」「花」

「お正月」「はとぽっぽ」など、いまでも歌い継がれているたくさんの曲があります。

箱根八里とは、小田原から富士三島までの32キロで、そこの険しい関所を超えるため難所となっています。

 

野村正峰先生が編曲されたこの箱根八里変奏曲は5つの楽章からなっています。

第一は原曲をひきたてた、流れで主題を弾いていきます。

第二は、三連符、三連符ひたすらタタタ タタタ タタタの嵐。

その後、転調をし、

第三は、躍動感ある音の飛躍

第四は、ブンチャ ブンチャのワルツそして、静かな箱根の夜をおもわせる情景的な流れになっています。

第五は、クライマックスに向けて華やかで、早いテンポで力強く終わります。

 

日本音楽から離れて作曲された曲が現代において、日本の楽器、お箏によって表現されています。

 

2016年03月24日